仙洞御所・京都大宮御所

桂離宮の参観につづいて 京都御苑の南東部に位置する仙洞御所を訪れました。ここも宮内庁に事前に参観の申込を行い、許可を得てからでないと入れません。仙洞御所は皇位を退かれた後水尾上皇の御所として建てられ、その後何度か火災と再建が行われましたが、現在は主だった建物はなく、茶亭が二棟残っているだけです。小堀遠州が寛永１３年（１６３６年）に作庭した庭園は桂離宮とはまた違った雰囲気の庭園風景で、石一個を米一俵と取り替えたと云うほど貴重で美しい石(一升石と呼ばれる長円形の平たい小石)が約11万個以上も敷きつめられている州浜が印象的でした。仙洞御所に隣接する大宮御所の中には入れませんでしたが、現在は天皇陛下や皇太子殿下、また、国賓が入洛された時の宿泊等に利用されている建物(御車寄・御常御殿)を外から眺めてきました。